宅配を名乗るSMSは、荷物が届く予定の日でも、その文面だけでは本物と判断できません。確認する先をSMSから切り離し、購入履歴・配送会社の公式アプリ・不在票の三つで確かめます。慌てて削除する必要はありませんが、リンクや電話番号は使わずに画面を閉じてください。
まず、荷物の状況で行動を分ける
荷物を待っている
通販サイトの購入履歴、または自分で開いた配送会社の公式アプリで伝票番号を見ます。
心当たりがない
確認の必要はありません。SMSを閉じ、請求やカード利用に不審な動きがないかだけ後で見ます。
不在票がある
紙に書かれた情報もそのまま使わず、配送会社名を自分で検索して再配達の入口を開きます。
SMSに書かれた会社名、荷物番号、配達予定日はコピーされることがあります。「今日中」「住所確認が必要」と急がせる文言があっても、確認する場所を変えれば落ち着いて判断できます。
本物の配送かを確かめる三つの入口
- 通販サイトの購入履歴を見る。 注文した店のアプリや、普段使うブックマークから開きます。配送状況が表示されなければ、SMSへ戻らず店の問い合わせ窓口を探します。
- 配送会社の公式アプリ・公式サイトを見る。 ホーム画面のアプリか、自分で入力した会社名の公式サイトを使います。SMS内のURL、短縮URL、QRコードは入口にしません。
- 家族に予定を確認する。 贈り物や家族名義の注文なら、発送予定を聞いてから確認します。注文番号や住所をSMSへ返信する必要はありません。
少額でも、カード番号や認証コードの入力を求める画面なら中止します。支払いが必要かどうかは、配送会社または注文先の公式案内で確かめます。
SMSの表示からは判断しない
| SMSにある表示 | 安全な確認方法 |
|---|---|
| 持ち戻り・住所不明 | 購入履歴または公式アプリで配送状況を見る |
| 本日中に手続き | 画面を閉じ、時間を置いて予定を確認する |
| 再配達のため情報入力 | 公式サイトの再配達ページを自分で開く |
| アプリの追加・更新 | 何も入れず、家族または公式サポートへ相談する |
リンクを押してしまった時の分かれ道
開いただけで入力していない時は、ページとブラウザのタブを閉じます。表示された「感染」「至急電話」といった案内のボタンや番号は使いません。
氏名、住所、パスワード、カード番号を入力した時は、入力した内容をメモし、カード会社や利用したサービスの公式アプリ・カード裏面にある窓口から連絡します。パスワードは、正しいサイトを自分で開いて変更します。
アプリを入れた、権限を許可した時は、アプリを操作せず、通信会社の店舗や端末メーカーの公式サポートへ相談します。銀行・決済アプリを使っている場合は、別の安全な端末で利用履歴を確認してください。
家族へ伝えるなら、この四点だけで十分
- SMSを受け取った日時
- 表示されていた配送会社名
- リンクを開いたか、何かを入力したか
- 注文・配送の心当たりがあるか
画面のスクリーンショットは、家族と確認するために残して構いません。ただし住所や氏名が見える場合は、SNSなどへ投稿しません。間違って操作しても、責めずに「どこまで進んだか」を一緒に確認することが被害の拡大を防ぎます。
次から迷わないための準備
よく使う通販サイトと配送会社の公式アプリを、ホーム画面の分かりやすい位置に置いておくと、SMSを入口にしない習慣が作れます。荷物を待つ日は、家族のLINEなどに到着予定を一言残すのも有効です。通知で本文を表示しない設定にすれば、届いた瞬間にリンクを押してしまう心配も減らせます。
